日本は、貧血女子大国です!【前編】|貧血女子の多さ&現状
出典:https://pixabay.com/ja/
どうも♪たむ(@tamu_hinketsu_soudan)です^^
みなさんは、「貧血」と聞いて、どんなものだと想像しますか?
『たかが貧血でしょ?』と思っている節、ありませんか?
日本は、欧米や先進国と比べて、尋常じゃないくらい貧血女子が多いです!
どうしてそんなことが言えるのか?
今回は、私自身も悩ませられて、長年身体を蝕まれた「貧血の死角」「日本の貧血事情の深刻さ」について、
前編では、特に「現状ではどれだけすごいことになっているのか?」をご紹介していきます。
後編では、「日本で、それだけすごいことになっている原因はなにか!?」についてご紹介していますので、
続きも含めてご参考にしていただけたら嬉しいです^^
日本の女子のうち、貧血をもつ人はどのくらいいるのか?
出典:https://pixabay.com/ja/
医師で知らない方がいる「隠れ貧血」
『貧血』
これは知っていますよね?
では、、、『隠れ貧血』
これはどうですか?
日本では、『貧血』は昔から知られていますが、『隠れ貧血』は、最近になって注目されるようになり、専門家たちが危険視するようになりました。
でも、医師でさえ知らない人が多いというのが現実です。
隠れ貧血である私は、とことん完全否定をくらって誤診され続けました。
自分から、「鉄剤を飲ませてほしい。フェリチンの値を上げさせてほしい。」と医師に訴えても、耳も貸してくれない医師でさえいます。
そのせいで治療が遅れてしまい、ツラいことになってしまいます。
看護師である私自身が日本の医療に落胆するくらい、それはそれはひどい状況です。
貧血なんて、ありふれたものなのに、どうしてこのような状況なのでしょうか?
難病でもなければ、レアケースでもない。治療法もただ鉄を補充するだけです。
2人に1人は鉄不足
2017年の日本のデータに基づいた記述です。
日本人女性ではおよそ10%が「鉄欠乏性貧血」を発症するとされている。女性には妊娠・出産、月経など貧血になりやすい条件が多く揃っている。また、若い女性に多くみられるダイエットや偏食なども貧血を助長している。
貧血まで至らない鉄欠乏状態(隠れ貧血)まで含めると、月経のある女性の約半数は何らかの鉄欠乏状態にあるともされている。
引用:JPALD 日本生活習慣病予防協会、女性に多い「鉄欠乏性貧血」 女性の半数は鉄欠乏の「隠れ貧血」、2017年3月9日(http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2017/009317.php)
日本の女性10人に1人が「鉄欠乏性貧血」を発症、月経のある女性およそ2人に1人が鉄欠乏状態(隠れ貧血)です!
すれ違う女性の50%は鉄不足の状態。
そう思うと、本当に多いですよね。
世界と比べると、どうなのか?
出典:https://pixabay.com/ja/
日本は世界的にみても、貧血に対して、対策も理解も遅れています。
『なんか最近貧血ぎみなんだよね。』という言葉が飛び交うのは、日本だけになるかもしれません。
日本が異常であるポイントが3つあります。
①貧血女性の多さ
②対策は皆無
③検査すらしない
それぞれについてご紹介します。
①貧血女子の多さ
WHO(世界保健機構)の発表によると、全世界の発表の人口のうち、約20億人が貧血とみなされています。
2017年11月20日時点での割合は27%。
世界的にみると、約10人に3人は貧血の状態です。
このように、世界的にも貧血の女性が溢れています。
では、日本はどのようになっているでしょうか?
参考:世界ランキング 国際統計格付けセンター、世界・妊婦の貧血率ランキング(http://top10.sakura.ne.jp/IBRD-SH-PRG-ANEM.html)
貧血の人が多いと、ランキングの順位が上がるのですが、日本の妊婦さんの貧血率は、世界の主要国と比べてかなり順位が高いです!
しかし、、
②対策は皆無
海外では、すでに対策がたくさん行われていて、研究が進んでいます。
世界各国では、鉄欠乏を改善するために、様々な対策がとられている。例えば、中国・ベトナム・タイでは、鉄を添加した醤油を学校給食に積極的に使用することが推奨されている。また、米国などでは、小麦粉・とうもろこし粉・砂糖・食塩・シリアルなどに、鉄を添加している。米国でよく摂取されているシリアルには、一食分(30 g)あたり1.4 mgの鉄が含まれている。
引用:https://www.huffingtonpost.jp/kana-yamamoto/anemia-japan_b_5312215.html
アメリカは、隠れ貧血やフェリチンに関して進んでいる国の一つです。
さまざまな食事に意図的に鉄分を取り入れて補給を促しています。
他にも世界各国では、いろんな食品に鉄分を取り入れて、貧血予防に励んでいます。
日本では、対策はほぼないですし、医師すら理解していない人が多いという状況です。
なおかつ、、
③検査すらしない
アメリカでは、健康診断にも隠れ貧血かどうか調べるための「フェリチン」も検査項目に含まれています。
日本では、健康診断で隠れ貧血を検査することはないですし、クリニックや病院でも積極的には行われません。
私自身も、ウザがられるくらい医師にお願いして「フェリチン」という検査項目を増やしてもらいます。
そうでもしないと、自分が隠れ貧血なのかを知ることすらできない病院もあります。
まとめ
前半では、「日本の貧血事情の深刻さ」について、現状と凄まじさをご紹介しました。
・日本の女性10人に1人が「鉄欠乏性貧血」を発症。月経のある女性およそ2人に1人が鉄欠乏状態。
・でも、日本の医師でさえ、このことを知る人は少ない。
・もちろん、多くの日本の人が知らない。
・対策もされていないし、検査さえしない。
このようなことをお伝えしたい記事です。
あなたの辛い症状は、実は隠れ貧血かもしれません。
どうしたら、気づいて、適切な治療をすることができるのか?
そちらについては、後半で⬇︎
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません