日本は、貧血女子大国です!!【後編】|原因&行くべき病院はここ!
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
日本は、欧米や先進国と比べて、尋常じゃないくらい貧血女子が多いです!
どうしてそんなことが言えるのか?
前編では、「現状ではどれだけすごいことになっているのか?」をご紹介しました。
後編では、「日本で、それだけすごいことになっている原因はなにか!?」についてご紹介していきます。
日本の女性10人に1人が「鉄欠乏性貧血」を発症。月経のある女性およそ2人に1人が鉄欠乏状態です。
食生活も不自由ないし、裕福であるとされている日本で、どうしてここまで貧血が増えているのか!?
根本にある原因について、私なりの答えを出していますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです♪
隠れ貧血を知らない医者が多い原因は?
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すごくすごく省いて、簡単にお話するとしたら、、(もっと奥が深いのですが。)
貧血には、日本で発見されやすい「鉄欠乏性貧血」と発見されづらい「潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血)」があります。
『鉄欠乏性貧血』なら、医師はすぐ気付いて治療を開始します。
なぜなら、
①血液検査の基本的な項目で判断できて、
②基準もハッキリしていて
③有名だからです。
『潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血)』は、医師に気付いてもらうのが難しくて、治療もすぐには開始できません。
なぜなら、
①通常の貧血関連の検査、健康診断などの通常の検査に「フェリチン値」は含まれておらず、
②標準値(正常とする範囲)は、バラつきがあり、
③一般的にも医師の間でもマイナーだからです。
思い出してください。。。
日本には、貧血女子が約50%以上います!(鉄欠乏性貧血も隠れ貧血も含めて)
どうしてこんなにも貧血女子は溢れているはずなのに、治療まで持っていけないのか??
大きく3つの原因について、詳しくご紹介していきます!
①お願いしないと検査をしてもらえない
隠れ貧血は、「フェリチン」という項目をみなければいけないのですが、見たこと、、ありますか?
・・・見たことがない女子が多いかと思います。
前編でも触れていますが、健康診断や人間ドック・通常の検査項目には含まれておらず、
そもそも、医師が積極的に検査してくれる病院は限られています!
このように、「フェリチン」は検査しなくてもいい項目なんです!
尚且つ、そもそもフェリチンの値は、がんや炎症があるという基準です。(医師の教科書にはこちらが記載されています。)
貧血関連の項目だとは思っていない医師も多いみたい・・・・・
中には、理解していて、医師から「フェリチン値を測定しよう」と判断してくれる方もいますが、
『貧血でフェリチン値をどうみるんだ?』と感じている医師もいるはずです。
つまり、基本的には患者からお願いしないと測定できない項目が、「フェリチン」という血液検査です。
(※私の体験談と知り合いの看護師・医師の話から結論を出したので、1つの結論としてご了承ください。)
②判断基準もバラバラ
さらに、日本では、病院・医師ごとにフェリチンの判断基準がバラバラです!
4だったり、6だったり、12なんてところも!(ng/mg)
それに対して、海外の論文には、隠れ貧血の境目は45.1ng/mgだと述べられているものもあります。
アメリカでは、フェリチンの値が40ng/ml以下だと、妊娠・出産を控えるように言われます。
参考:2005年Journal of Orthomolecular Medicine20
もしあなたが医師だったら、どの基準を元に貧血であると判断しますか?
きっと、興味があって勉強していなかったら、困惑してしまいますよね・・・
③原因はもっと大きいところ
・診断の基準からしておかしいのなら、医師も診断できません。
・よっぽど勉強熱心な医師でなければ、隠れ貧血への理解はないとも言えます。
・体制からして、きちんと診断するためのシステムがないです。
・教科書や医学書にも書いていません。
医師は、すでにたくさん勉強していますが、そんなマイナーな疾患であったら、患者にぶち当たった時に勉強することが普通ですよね。
私たちだって、良く使う情報を真っ先に覚えて対応します。
例え、貧血女子がどれだけ多くても、マイナーな疾患と認識されているのであれば、それはマイナーな疾患です。
なので、医師には罪はないのかもしれないです。
もっと大きな、国レベルでの体制がないことが原因であると、私は思います。
それでも現状を打破したかった私は、何回も医師にお願いしてウザがられてしまったり、「んなわけない!」と否定される日々でした…
でも、少なからず理解のある医師も確実に存在しています!
では、『自分は貧血かもしれない。』と思った女子は、どうしたら鉄不足の状態に気づいてもらえるでしょうか?
どうしたら気づいてもらえるのか?
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結論からいうと、、「頑張る!」「辛い症状がある自分を信じる!」「医師を見つける!」という根性論になってしまいます(汗)
今は、そんな状況ですが、きっとこれからはもっと良くなるはずだと、私は信じています✨
その中でも、ステキな医師と出会うためのヒントにしていただけたらと、私なりの3つのポイントをご紹介します♪
①何科に行けば良い?
『自分は貧血かもしれない。』と感じた時、貧血の症状と原因は人それぞれなので、いろいろな科を検討することになります。
その中で、基本的には「内科」 「婦人科」がおすすめです。
医師も大半の科を診察できるように勉強されている方が多いので、もしかしたら気づいてくれるかもしれません。
特に、「総合内科専門医」という資格を持つ医師は、医師の中でもオールラウンダーであり勉強家な医師も多いイメージです^^
私も、最初に気づいてくれた医師は、セミリタイアした相談専門の総合内科専門医でした^^
次におすすめなのが、『血液内科』になります。
貧血に近い分野であるからこそ、貧血について勉強している医師の確率が高いと思います。
②行ってはいけない科
現時点で『精神科』や『心療内科』で隠れ貧血だと気づける医師は、残念ながら皆無だと思います。。
貧血の症状には、うつの症状も含まれます。
私もうつの症状がでた女子の1人です。産後うつも関係しているので、経験のある女子は意外に思う方もいるかもしれません。
本当は『心療内科』で気づいてもらえればベストなんですが、『精神科』や『心療内科』は、探求心をもって勉強熱心である医師も少なく、現時点の治療法も遅れている部分が多いです。
私なりの意見も強いですが、注意してくださいね。
③新しい分野に挑戦もあり!
最近新しい分野のクリニックが誕生してきています!
『貧血外来』や『栄養療法(オーソモレキュラー)』という、貧血に特化したクリニックがあるんです!
(栄養療法(オーソモレキュラー)とは、現代版栄養不足を専門として扱う、日本では新しいですが、海外では一般的になりつつある分野です。)
『貧血なんじゃないか?』と思った人や、原因不明と言われた人。一向に改善しない人などは、1度話を聞きに行ってみてはどうでしょうか?
きっと気づいてもらえると思います。
貧血の危険性について、本を書いたり、情報発信して危険を知らせようと活動している医師たちがいます。
そんな医師がいるのは、『貧血外来』か『栄養療法(オーソもレキュラー)』ばかりです。
私が治療を始められたのは、そんな医師の公演を、聞いて勉強した若い医師が気づいてくれたおかげです^^
まとめ
ここまで、「日本で、それだけすごいことになっている原因はなにか!?」について書いてきました。
・そもそも日本の医師は「隠れ貧血」「フェリチン」を知らない!
・検査の必要性や基準も定まっていない!
・医師のせいではなく、もっと大きなところが原因にある!
・理解のある医師、広めようと活動する医師もいる!
・もしよかったら、『貧血外来』か『栄養療法(オーソもレキュラー)』も検討してみてください^^
こちらが、この記事でお伝えしたいことです!
貧血女子である私たちに出来ることは、
自分自身の症状を理解して、行く病院を上手に選択して、理解のある医師までたどり着くことです。
そのための情報を、私は今後も発信していきたいと思っています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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