【鉄不足】妊娠した時が危険です!!|産後うつ、胎児への影響

2022年12月10日

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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^

 

「貧血」に1番なりやすい時期はいつだと思いますか?

 

鉄不足のことや、フェリチンに関する症状やらなんやらを記事にしている私ですが、最も恐れていることがあります><

それが、「産後うつ」です!

 

鉄不足やフェリチン、鉄欠乏貧血、隠れ貧血のことは、妊娠関連で知っている方もいるのではないでしょうか?

今回は、鉄不足と産後うつの関係性についてご紹介していきます!

どんだけ危険なのかについても書いていますので、1人でも多くの女性に知っていただけたらと思います!

 

鉄不足になると、身体にどんなことが起こるのか?をまとめた記事はこちら。


妊娠と貧血、どのくらい危険?

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妊娠すると貧血になりやすい

『妊婦さんは貧血になって鉄剤服用する人も多い』

 

このことは聞いたことがある方も多のではないでしょうか?

なので、妊娠前から貧血の人は、妊娠するともっと重症の貧血になりやすいです!

 

妊娠・出産を経験すると、多くの人が貧血になってしまうように、今の時点で鉄不足や貧血がある人は本当に危険です。

 

なぜなら、妊娠・出産の時に貧血になってしまうと、自分にも赤ちゃんにも影響が出てきてしまうからです。

 

貧血の状態で妊娠したとして、そのあと貧血の治療を開始しても遅いんです!

なので、より早い時点で貧血に気づいて、治療しなければいけません!

 

具体的には、どんな危険性があるのでしょうか?

妊娠中に貧血になるのは危険!

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貧血と妊娠・出産時の危険については、いろいろな危険があります。

妊娠中に鉄剤を服用していた妊婦のHb値は、平均で4.6 g/L高く、貧血リスクが50 %減少していた。さらに驚くべきことに、低出生体重児を出産するリスクは19 %も低かった。一方、妊娠初期から中期にかけて貧血であった妊婦の子どもは深刻だ。低出生体重のリスクが1.29 倍、早産リスクは1.21 倍も上昇していた。
引用:日本は「貧血大国」だ((Haider BA1 et al.(2013). Anemia,prenatal iron use,and risk of adverse pregnancy outcomes : systematic review and meta-analysis. BMJ,346,3443.)2018年5月12日  https://www.huffingtonpost.jp/kana-yamamoto/anemia-japan_b_5312215.html

妊娠初期〜中期(妊娠して6ヶ月くらいまで)にかけて貧血の状態の時、

「低出生体重児のリスクが1.29倍」

「早産のリスクは1.21倍」

 

これを知った時、私はドキッとしました。

あなたもドキッとしましたか?
妊娠してから貧血の状態になってしまうと、胎児に影響が出てきてしまいます。

何より妊娠前から貧血を予防することが大事ですよね。

妊娠に気づいた時点で貧血でも危険!


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『妊娠してからすぐさま貧血の治療を開始すれば大丈夫じゃん。』

そう思いませんでしたか?

実は、1つ重要なポイントがあります!

 

胎児の成長に重要な時期というのがあります。

 

妊娠3~8週 循環器系・呼吸器系・消化器系・神経系など、赤ちゃんの身体に重要なものが作られる時期。

妊娠8~11週 際に赤ちゃんの臓器が働き始める時期。

 

 

妊娠が分かるのは、通常妊娠6週目くらい。

鉄剤を服用して貧血が改善されるまでに最低でも3ヶ月かかります。

 

たとえ妊娠6週で貧血に気づいたとしても、貧血が改善するのは最短でも14週以降。

胎児の成長に重要な時期が過ぎてしまうんです!!

 

隠れ貧血(貧血予備軍:日本女子の50%以上)だとすぐに貧血になってしまうので、治療しないまま妊娠してしまうと危険です!

フェリチン値が下がっているだけでも危険!

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隠れ貧血の状態も、妊娠・出産にかけて影響があります。

スペインの研究では、729名の妊婦を対象とした調査で、産後32週までに65名がうつ病を発症したが、産後48時間の血中フェリチン値と産後うつ病の発症には強い関連が見られた。フェリチン値が一定より低かった者は、そうでない者に比べて、発症リスクが3.7倍であった。またアメリカでの研究で、37名の妊婦を対象とした調査では、産後7日目に貧血を呈した女性は、貧血がなかった女性と比べて、産後28日目におけるうつ病スコアが有意に高く、ヘモグロビン値が低いほどうつ症状が高いという相関関係が認められた。
引用:功刀浩「鉄欠乏性貧血とうつ病」Vol .6 No.1, 4.2018,depression Jounal

「出産後貧血であった女性は産後うつの症状がでやすい。」

「フェリチンの値が低いと、産後うつが発症しやすくなった上に、症状が強くなった。」

ということが分かっています!

 

フェリチンは、血液検査の項目の1つです。

身体にどのくらい鉄分のストックがあるかチェックすることができます。

>>【隠れ貧血のメカニズム】フェリチンってなんだ!?

 

フェリチンの値が低値であることが、産後うつに大きく関連していると世界的に問題視されています!

アメリカなどでは健康診断の項目にもなっており、妊娠希望の人は フェリチンを40ng/ml以上 であることを推奨されます。

 

日本の女子の少なくとも50%以上は、フェリチン40ng/mlないという統計が出ています!

 

でも、

 

隠れ貧血のことを危険だと思っている女子は、日本にどのくらいいるのでしょうか?

今あなたが気づいて興味を持った時が、分岐点です!

まとめ

ここまで、妊娠と貧血の関係性と危険についてご紹介しました。

 

ポイント

・妊娠中に貧血だと、「低出生体重児」「早産」のリスクが高まる!

・妊娠発覚直後に貧血の治療を始めても、胎児にとって重要な時期には間に合わない!

・隠れ貧血(貧血予備軍)だとしても、産後うつのリスクが高まっている!

・妊娠後に貧血だと、重度の産後うつのリスクが高まる!

 

このような女子に知ってほしい情報を伝えたい記事です。

 

私は、今の時点で隠れ貧血だと気づけたことを『やったぜ!』と思っています。

無症状だけれど、貧血である人もいます。

>>【貧血の症状】貧血の症状がどうして人それぞれ違うのか?| 違いがあっていい!

 

今の時点で鉄不足だと分かってラッキーです♪

わかっていれば、対策ができます!

 

もしあなたが少しでも貧血の症状を感じていたら、周りにそのような友達がいたら、今気づいてあげてください。

そんな1つのきっかけになることができたら、本望です!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

2022年12月10日

Posted by donaldotamco