【貧血メカニズム】「鉄補充」と同じくらい大事な「鉄再生」 | 食べる以外の貧血対策
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
貧血っぽい時に、対策としてはなにをしますか?
鉄分の多い食べものを食べますか?
鉄剤やサプリを飲みますか?
実は、身体に関わる鉄分の中で、口から摂取した鉄分はほんの少しの影響力しかありません。
今回は、常識となっている貧血対策「鉄補充」と同じくらい大事な「鉄再生」についてご紹介します!
私自身の反省点と、「鉄再生」のために取り組んでいることも書いていきますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです♪
普通の血液検査ではわからない貧血「隠れ貧血」に関して詳しく知りたい方はこちら♪
鉄再生ってどういうこと?
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『鉄分を食事で積極的に取ろう!』
貧血の対策として、誰もが思うことですよね^^
ここで質問です!
口から摂取した鉄は、身体の中で使われる鉄分のうち、◯%分でしょうか?
実は、1%もないんです!
体質などによっても異なりますが、0.0005%という割合になります!
予想以上に少ないですよね。
体内で利用される鉄のほとんどは,老廃化しマクロファージで処理された赤血球由来の再利用鉄であり,少量の鉄が食事から供給される.十二指腸,上部空腸から吸収された鉄あるいはマクロファージ由来の鉄はトランスフェリンによって骨髄へと運搬され,ヘモグロビン合成に用いられる.ほとんどの鉄がin-outで日々入れ替わるわけではなく,処理された赤血球由来の鉄は排泄されずに再利用されることを意味している.
引用:貧血ー日本内科学会雑誌、2015(https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/7/104_1383/_pdf)
身体の中の鉄分の70%は、赤血球の中(体内)にすでにあります。
赤血球には寿命があるので、古くなると壊れて、その際に出た鉄分はほぼ回収されてリサイクルされます。
このように、とでもエコで、身体の中でループして使われているのが、鉄分です!
また、
ヘム鉄(お肉やお魚などの動物由来の鉄分)の吸収率 は 10~30%
非ヘム鉄(野菜などの植物由来の鉄分)の吸収率は 1~8%
であることを考えると、私たちが口から摂ろうとしている鉄分は、実は全体でみるとほんのちょっとです。
なので、自分自身で「鉄増やしたいっ!」と思った時、
そもそも鉄のほとんどは身体の中で勝手にリサイクルされているので、
自分でなんとかしようとしても、瞬時に鉄分が満タンになることがありません!
「発熱した時や、お腹が痛くなった時に、薬飲んで寝たら翌日治る。」みたいな話ではないということであり、
「1日休暇をもらったので、よくなりました。」なんてことはないということです。
「じゃあ、鉄剤飲んでも意味ないじゃん。」「自分でできることがないじゃん。」と、私は最初知った時そう思いました。
そんなことはありません!
次にその理由をお伝えします^^
「鉄補充」と「鉄再生」どっちが大事!?
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「鉄分を摂取すること」と「鉄分を身体の中でリサイクルすること」
「鉄補充」と「鉄再生」
どっちの方が大事だと思いますか?
結論から言うと、どっちも大事ですっ!!
鉄のほとんどがリサイクリングで利用されているから,食事からの鉄が重要ではないかというと,決してそのようなことはない.微量ながらも,毎日鉄が喪失されることを考えると,鉄のプールを維持するためには一定の鉄の補給が必要である.
引用:貧血ー日本内科学会雑誌、2015(https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/7/104_1383/_pdf)
「月経や胃腸での出血」「成長期の子ども」は、より鉄が失われてしまうので、より鉄補充がより必要になります。
毎日毎日少しづつでも鉄補充が行われないと、だんだんと鉄補充が間に合わないことが積み重なって、貧血となってしまします。
つまり、コツコツ長期的に鉄を補充し続けることで貧血は予防できます。
貧血になったとしてもコツコツ補充しなければ、鉄を増やすことはできません。
「鉄再生」に注目するからできること
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ここで私が注目したいのは、貧血の治療は「鉄剤」や「食事」だけではない!ということです!
できることとして、大きく3つご紹介します!
できること①:お腹の調子を整える
食べ物から摂った鉄分を体内に吸収するのは、腸です!
また、身体の中にある鉄分を再利用する時に通る場所も腸(腸上皮細胞)です!
腸が弱ければ、より鉄分を体内に吸収することが難しくなります。
腸内環境を整えたり、腸が鉄分を吸収しやすいように食べ合わせに注意することが大事です。
できること②:タンパク質を摂る
体内で、鉄分を再利用するために鉄分を運搬してくれる「フェロポーチン」は、タンパク質です。
タンパク質が不足していると、鉄分の再利用することがより難しくなります。
できること③:ストレスをためない、健康な身体
体内で、鉄分の再生を抑えている「ヘプシジン」というホルモンがあります。
これは、鉄分が体内で多くなりすぎないように、鉄再生をセーブしているホルモンです。
この「ヘプシジン」は、
・ストレスを感じた時
・身体の中で炎症が起きた時
などに、より多く分泌されます。
つまり、ストレスがなく健康な身体でいることは、鉄再生を促すことができます。
このように、鉄再生のことも考えると、できることが増えますよ!
参考:日本内科学会雑誌第99巻第6号、2.ヘプシジンの発見とその後の発展、2010年6月10日(https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/6/99_1180/_pdf)
まとめ
ここまで、「鉄再生」と「鉄補充」についてご紹介してきました。
・日々取り組んでいる「鉄補充」は、全体の1%未満しか影響力がない。
・ほとんどの鉄分は、身体の中でリサイクルされて「鉄再生」されている。
・日々コツコツ行うことが貧血対策で大切なポイント!
・「鉄再生」に注目すると、「お腹の調子を整える」「タンパク質を摂る」「ストレスなく健康な身体でいること」などの対策が見えてくる!
このようなことをこの記事ではお伝えしたいです^^
私は、隠れ貧血と同時に「過敏性腸症候群」を見つけました。
お腹の調子を頻繁に崩している、自分の身体のクセを見つけることができたんです。
今回の記事を通して、お腹の調子を整えることは、
「鉄補充」のためにも。
「鉄再生」のためにも。
とても大事なことだったんだ。と心から思いました。
隠れ貧血から元気になった今、『案外やれることも多いみたいだ♪』と思えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^
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